カリフォルニアワインの名醸地『ナパ・ヴァレー』｜特徴とおすすめワインをご紹介

カリフォルニアきっての醸造家であるケント・ラスムセン氏が設立したベンチャーが手掛けるワインです。ラベルにある689とは、バラバラのものが一つに調和するという意味で、その名の通り、複数のぶどう品種が一つにまとまりハーモニーを繰り出しているワインです。味わいは熟成された赤系・黒系果実の風味とオーク由来のアロマが特徴です。

カリフォルニア最高峰とも言われる『クロ・デュ・ヴァル』1976年に開催されたテイスティングイベントにてボルドー1級シャトーを押さえて勝利した実績を持ちます。その味わいは、熟した果実味とシナモンのようなニュアンスが特徴的。カリフォルニアワイン随一のエレガントさを持つワインです。

有名なワインを多数輩出するナパ・バレーの中でも比較的お手頃な価格で提供されているカベルネ・ソーヴィニヨン種を主体としたワインです。カベルネ特有のブラックチェリーやカシスといった黒系果実の風味に加え、ボルドーワインに通ずる鉛筆の芯のようなニュアンスを感じることができます。本格ワインを比較的価格抑えめで楽しみたい方におすすめです。

1876年設立、ナパ・ヴァレー最古のワイナリーとも言われる『ベリンジャー』が手がける赤ワインです。世界中から認められる品質のワインを作り出すワイナリーが、メルロー100%で作るこのワインは、プラムやブラックベリーといった黒系果実の熟したアロマにバニラやナツメグなようなニュアンス、絹のようなスムーズなタンニンが特徴の一品。メルローの魅力を純粋に味わうことができるワインです。

元ソムリエであるパット・ロニー氏が2000年に引き継ぎ今に至るワイナリーである『ジラード』食文化に精通したオーナーの手腕によって生まれたワインは、赤系果実の風味とバニラやココアのようなニュアンス、きめ細やかなタンニンが特徴的。余韻も長く、高級感溢れる一品に仕上がっています。

2009年オバマ大統領の就任式昼食会にて供されたワイン。ナパ・ヴァレーのテロノワールが凝縮した赤ワインで、2010年には専門誌にてワイン・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。赤系果実の魅惑的なアロマに加え、ラズベリー、プラムといった果実味が豊か。チョコレートを連想させるアロマがハーモニーを繰り広げる至高の一品です。

ナパ・ヴァレーの中心地ラザフォードに位置する『ホーニッグ・ヴィンヤード & ワイナリー』が手がける赤ワインです。世界TOP100ワインに選ばれ、かの有名なオーパス・ワンに勝ると言われるほどのクオリティを持つこのワインは、濃厚な果実のアロマとオーク樽由来の複雑味が特徴の一品。ナパ・ヴァレー最高のカベルネとも言われるワインです。

2004年設立、比較的若いながらも世界的に注目されるワイナリーに成長した、『シックスティーン・バイ・トゥエンティ』が手がけるワインです。ナパのカベルネらしい味わいのこのワインは、カシスやブルーベリーの果実味とミントやセージのようなニュアンス、重心のしっかりした味わい深さが特徴的。5万円を超えるような高級ワインにも負けない味わいです。

1972年設立、世界でも珍しいカベルネ・ソーヴィニヨンに特化して製造を行うワイナリー『シルバー・オーク』が手がける赤ワインです。カベルネこそ人生だ！と豪語するほど愛着を持って作られるこのワインは、ベリーの複雑な香りと味わい、滑らかなタンニンとリッチな口当たり、長い余韻が特徴の一品。高級感のあるエレガントなワインに仕上がっています。

1900年にジョージ・デ・ラトゥール氏によって設立された歴史あるワイナリーである『ボーリュー・ヴィンヤード』1940年からはアメリカ政府公式晩餐会でも供されていることで有名なこのワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンらしい黒系果実の風味と繊細な花のようなニュアンス、ふくよかな味わいを持つ一品。エレガントでハイクオリティなワインです。

かの有名なカリフォルニアワイン「オーパス・ワン」のセカンドワイン。オーパス・ワンは、1本のワインは交響曲、1杯のグラスはメロディのようなものだと言われていますが、その中でこのオーバーチュアは、序曲（overture）に相応しい一品。味わいは、豊かな果実のアロマとソフトでしなやかな口あたりが特徴。お手頃な価格でオーパス・ワンのニュアンスを感じたい方におすすめです。

X-JAPAN YOSHIKI氏とアメリカの有名な醸造家であるロブ・モンダヴィ Jr氏が立ち上げたプロジェクト「Y by YOSHIKI」にて生まれたワイン。ナパ・ヴァレーのオークヴィルのぶどうだけを使用して作られたワインは、最高傑作と呼ぶにふさわしい一品。美しい色合いとエレガントなカシスのアロマ、完熟したベリーの味わい、なめらかな舌触り、長い余韻。全てが最高レベルです。

世界屈指のワインメーカーである、クリスチャン・ムエックス氏が手掛ける最高級ワイン。間違いなくアメリカワインの最高峰と言って良いでしょう。ボルドーの醸造技術とカリフォルニアの太陽を浴びたぶどうから作られるワインは、複雑味を帯びた洗練されたアロマと滑らかながら力強いタンニン、柔らかな酸味が特徴。何層にも重なる複雑な味わいは、飲んだ人を虜にしてしまう魅力を兼ね備えています。

1979年に、ロバート・モンダヴィ氏と、仏5大シャトーの一つ、シャトー・ムートンで有名なロートシルト家がコラボレーションして作られたワイン。柔らかな口あたりと適度な酸味、濃い黒果実の風味とココアのようなニュアンス、ビロードのようなタンニンと長く続く余韻。どれをとっても超一級品で、その全てが1本のワインに凝縮されています。間違いなくアメリカを代表するワインと言って良いでしょう。

ナパのポイヤックとも言われる最高級ワインを生み出すオークヴィルの地で生まれたワイン。小さな家族経営のワイナリーで作られるワインは、力強くも緻密でエレガントなボディ、ベリー系のアロマに加え、白い花のニュアンスも含む複雑なアロマ。余韻も長く飲む人の心を掴みます。まさに、アメリカワイン最高峰の一つです。

1876年、ドイツ系移民であるベリンジャー兄弟にて創業されたワイナリーである『ベリンジャー・ヴィンヤード』ナパ・ヴァレーのみならずカリフォルニア全土のワイン界を牽引する存在です。ナパ・ヴァレーの伝統を作り上げてきたこのワイナリーが手がける白ワインは、滑らかでクリーミーな舌触りと果実のアロマ、柑橘系の果実の香りが特徴の一品。酸味も爽やかで、綺麗なシャルドネの味わいを楽しめます。

カリフォルニアワインの父と呼ばれる『ロバート・モンダヴィ氏』によって1966年に設立されたワイナリーが手がける白ワインです。メロンやアプリコット、りんごといった果物のアロマ、スパイシーな香りに樽由来のオークのニュアンスが一体となりハーモニーを奏でる一品。シルクのような口当たりも備えており、高級感を感じられるワインです。

1885年、ジョン・ベンソン氏によって設立された『ファー・ニエンテ』かつて禁酒法の時代には使われなくなった施設を改めてリニューアルし、最先端の設備でワイン作りを行なっています。歴史あるワイナリーが作るこのワインは、クラシックなシャルドネの美しさを持つ一品。柑橘系の果実味と白い花のニュアンス、ミネラリーな味わいが特徴的なワインです。

1990年代、元々はアミューズメント業界で有名なカプコン社の創業者である「辻本憲三氏」によって設立された『KENZO ESTATE』によるロゼワインです。未開の地からワイン造りを開始し、今や世界トップワイナリー100のひとつに数えられる日本人生産者が作るワインは、チェリーや木苺のフレッシュなアロマと清涼感が特徴の一品。年間生産量が少なく、希少価値の高いワインです。