ドイツのおすすめ白ワイン15選|ワインの特徴、産地、品種も詳しく説明!
ドイツといえば、真面目で勤勉な国民性、職人気質の国というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
実際、ドイツで作られるワインはそんな職人気質の醸造家が手がける高品質なワインが多く製造されています。
生産量こそ世界で第10位とさほど多くはないですが、冷涼な気候で作られるワインはフルーティーで繊細なワインから、極甘口の高級ワインまで幅広く存在しています。
ただ、ドイツのワインは特に舌を噛みそうな独特な呼び名もあり、難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
- ドイツワインの特徴
- ドイツの白ワインの選び方
- ドイツの白ワインおすすめ15選
を、ご紹介します。
この記事を読めば、ご自身にあったドイツの白ワインを見つけることができると思います。是非、最後まで記事を読み進めていただけると幸いです。
- 1. ドイツワインの特徴
- 2. ドイツの白ワイン主な品種
- 3. ドイツワインの格付けについて
- 4. ドイツの白ワインの選び方
- 5. おすすめのドイツ白ワイン15選
- 5.1. 一覧
- 5.2. ドイツを代表する白ワイン
「ファルケンベルク マドンナ リープフラウミルヒ」 - 5.3. 多くの料理と相性が良いワイン
「ラングート ツェラー・シュバルツ・カッツ」 - 5.4. お手頃価格のアウスレーゼ
「カールジットマン ツェラー・シュバルツ・カッツ」 - 5.5. ビオロジカルな自然派ワイン
「トーマス・バルテン リースリング トロッケン」 - 5.6. ドイツの辛口リースリングの代表格
「ドクター・ローゼン リースリング ドライ」 - 5.7. ピノ・ノワールで作る白ワイン
「ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル ファルツ ブラン・ド・ノワール ファインヘルプ」 - 5.8. 晴れた日に屋外で飲みたいワイン
「ミュラー・トゥルガウ トロッケン」 - 5.9. アウトドアに最適なワイン
「フォン・ウィニング リースリング トロッケン Q.b.A.」 - 5.10. ドイツのハイレベルな辛口白ワイン
「フリードリッヒ・ベッカー シャルドネ」 - 5.11. 野生味を帯びた白ワイン
「ゲオルグ ブロイヤー ソヴァージュ リースリング」 - 5.12. ドイツで作る日本の『甲州』
「ショーンレーバー ブリュームライン ラインガウ 甲州」 - 5.13. ドイツの老舗ワイナリーが作るワイン
「ピーロート ブルー カビネット ブルクライヤーシュロスカペレ」 - 5.14. ドイツ最高クラスの白ワイン
「エゴン・ミュラー シャルツホーフ リースリング クーベーアー」 - 5.15. 凍らせて糖度を上げたぶどうから作るワイン
「ハイマースハイマー ゾンネンベルク ショイレーベ アイスヴァイン」 - 5.16. 甘露のような甘さの貴腐ワイン
「アルツァイヤー カペレンベルグ トロッケンベーレンアウスレーゼ」
- 6. おわりに
ドイツワインの特徴
ドイツは、ヨーロッパの主要ワイン生産国の中でイギリスに次いで2番目に北に位置する国です。
年間の平均気温が10℃前後と低いので、果実をゆっくりと熟成させつつ酸を分解させていくことから、独特の風味を持った酸を生み出し、爽やかなワインに仕上がります。
その反面、ドイツでは甘口のワインほど高級とされており、最高級のワインはアルコール度数が低く、上質な糖が残っているワインが多いです。
また、ドイツはその気候風土から、白ワイン用のぶどう栽培に適しており、圧倒的に白ワインの比率が高いのも特徴です。
ドイツの白ワイン主な品種
ドイツには様々な固有品種が存在していますが、アッサンブラージュ(ブレンド)しているワインは比較的少なく、単一品種で作られるワインが多いです。また、全てドイツ語で表記されているため、日本で一般的な品種であっても、一見どんな品種なのかわからないケースも多いです。
ここでは、ドイツでよく栽培されている代表品種をご紹介します。購入の際の参考にしていただけると幸いです。
リースリング
ドイツを代表する白ワイン品種です。白い花や洋梨、蜂蜜等のアロマと風味、いきいきとした酸味を持っています。極甘口から辛口まで幅広いタイプのワインが作られます。
ミュラー・トゥルガウ
ドイツ国内で3番目に多く栽培されている品種です。果実の熟成が早く多くの身を付けるのが特徴です。青リンゴやマスカットの風味が特徴的で、甘口/辛口ワイン共に作られています。
ケルナー
ドイツ原産のぶどう品種で、栽培が容易な点もあり、多く生産されている品種です。リンゴやグレープフルーツの香りが特徴で、酸味は比較的穏やかな飲みやすいワインです。極甘口から辛口まで幅広いワインが作られています。
ショイレーベ
リースリングと野生のぶどうが掛け合わさって生まれた品種です。カシスや桃のアロマを持ち、完熟したショイレーベを使うと骨格がしっかりしたフルボディのワインに仕上がります。比較的甘口のワインが多く作られています。
ジルヴァーナー
中央ヨーロッパ原産の品種で、冷害に弱く栽培する土地を選ぶ品種ですが、ライム等の柑橘系の香りが強く、爽やかで口当たりの良いワインが作られることで人気があります。辛口のワインが多く作られています。
ジーガレーベ
『ジーガ』とはドイツ語でチャンピオンの意味で、甘口ワインのチャンピオンと言われる品種です。黄金色の色合いと蜂蜜のような甘さが特徴。基本的に極甘口のワインを中心に作られています。
シュペートブルグンダー (ピノ・ノワール)
一般的にはピノ・ノワールの名で有名なぶどう品種です。黒ぶどう品種ですが、シュペートブルグンダーは比較的色が薄くドイツでは白ワインも作られています。果実味、酸味ともに強いワインが多く、主に辛口ワインが作られています。
シャルドネ
国際品種であるシャルドネですが、一部ドイツでも栽培されています。ドイツは全体的に冷涼な地域が多いため、身の引き締まった酸味と甘味のバランスがとれた味に仕上がります。比較的甘口のワインになることが多いです。
ドイツワインの格付けについて
ドイツワインの格付けは、主に4つのカテゴリーから成り立っており、最上位のプレディカーツヴァインはさらに細かく6カテゴリーに分かれています。
ドイツワインの格付けは全て糖度を基準に設定されており、格付けが上になればなるほど、糖度が高く甘いワインとなります。
基本的に、格付けが上であればあるほど、価格は上がるのですが、下のランクの辛口ワインは料理に合わせやすく爽やかなワインが多いので、あえて安いワインを選ぶのも良いでしょう。
ただし、ドイツでは辛口ワインに等級付けを行ってしまうと、高品質なワインでも一番下のターフェルヴァインになってしまうことから、あえて格付けを行わないワインも多く存在しているので、注意が必要です。
以下にドイツワインの格付けについて説明しますので、購入時の参考にしてください。
ターフェルヴァイン
ドイツ国内の認可された畑の指定品種のみで作られたワインで、国内産地を限定せずドイツ各地のぶどうをブレンドして作られたワインとなります。
最低アルコール度数が8.5℃、1リットルあたりの糖が44g以上というルールがあり、辛口から甘口まで幅広いワインが存在しています。
ラントヴァイン
ドイツ国内の指定産地のぶどうを85%以上使用したワインです。ラベルにはその指定産地が記載されます。
最低アルコール度数はターフェルヴァインと同じ8.5℃、1リットルあたりの糖が47g以上で、比較的甘口のワインが多いのが特徴です。
クーベーアー(Q.b.A)
ドイツの指定産地のぶどうを100%使用したワインで、各産地のテロワールが表れやすいワインです。
最低アルコール度数が7℃と低く、1リットルあたりの糖が55g以上のため、甘口のワインが多く作られています。
プレディカーツヴァイン
クーベーアー(Q.b.A)同様に、ドイツの指定産地のぶどうを100%使用したワインです。
クーベーアー(Q.b.A)との違いはアルコール度数と糖の量で、アルコール度数は最低5.5℃、1リットルあたりの糖が70g以上と、かなり甘口のワインが多く存在します。
プレディカーツヴァインは、糖の量によりさらに以下の6つに分類されます。
カビネット
プレディカーツヴァインの中では早摘みで比較的軽めのワイン。1リットルあたりの糖は70g以上で甘さも控えめです。
シュペートレーゼ
いわゆる遅摘みのぶどうから作られるワイン。カビネットと比べるとこくと深みがあります。1リットルあたりの糖は76g以上です。
アウスレーゼ
完熟ぶどうを選りすぐって作られたワイン。1リットルあたりの糖は83g以上とかなり甘めのワインになります。
ベーレンアウスレーゼ
完熟したぶどうをさらに加熟して作られるワイン。ぶどうの凝縮した甘さを楽しむことができます。1リットルあたりの糖は110g以上と極甘口の分類に入ります。
アイスヴァイン
ぶどうをあえて凍結させて甘さを引き出し作られるワイン。1リットルあたりの糖はベーレンアウスレーゼと同じ110gですが、凍らせた分より甘さが引き立ちます。
トロッケンベーレンアウスレーゼ
凍結したぶどうに更に貴腐菌を付与して水分を飛ばしたワイン。甘さが凝縮されており、ドイツのみならず世界で一番甘いワインと言えるでしょう。1リットルあたりの糖は150g以上となります。
ドイツの白ワインの選び方
ここまでで説明した通り、ドイツの白ワインは品種も様々で格付けも多いため、どのワインを選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんなドイツの白ワインを選ぶ際のポイントをご紹介します。
品種で選ぶ
ワインを選ぶ際、まずは「品種」で選ぶことをおすすめします。白ワインに限らず、全てのワインは品種によって味が異なるので、ご自身にとって好みの味の品種を選ぶことが重要です。
価格で選ぶ
ドイツの白ワインは1,000円台のワインから、1万円を超えるようなワインが多いです。
基本的に価格が高いほど、ぶどうを選定して作っているため味も良くなりますので、ご自身の予算とシチュエーションに合ったワインを選ぶことも重要です。
ただし、格付け上位のワインはとても甘く、沢山は飲めないため、1本あたりの容量が少ない場合が多いです。安いと思って買ったワインが、思っていたより量が少ない…とならないよう、注意が必要です。
産地で選ぶ
ドイツのワイン産地は、フランスの国境に近い南部に集まっています。
基本的にどのエリアも冷涼で、気候は大きな違いはありませんが、決定的に違うのは土壌と植えられている品種で、産地によって大きく異なるため、ワインの味にも影響してきます。
以下に、ドイツの主要なワイン産地を記載しますので、購入時の参考にしてください。
ラインガウ
ライン川北岸、タウヌス山脈の麓に広がるぶどう産地です。日照量が豊富で、朝晩の気温差が大きいため、しっかりと熟したぶどうが多く作られます。
主にリースリングが栽培されていますが、それ以外にも高級甘口ワインも多く作られています。
ラインヘッセン
ライン川南部に広がる、ドイツ最大のワイン産地です。多彩な土壌から多くの品種が作られています。
主にミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナがよく栽培されています。
モーゼル
ドイツ南部に流れるモーゼル川の流域に広がるエリアです。急な斜面にぶどう畑が広がっており日光を多く浴びたぶどうから作られるワインが多いです。
主にリースリングが多く栽培されており、比較的辛口のワインが多いです。
プファルツ
ドイツ国内ではラインヘッセンに次いで2番目に生産量が多い地域です。様々な土壌を持ち、多くのワイナリーが点在している地域で、多種多様なワインが作られています。
栽培されている品種も様々で、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ケルナー、ジルヴァーナー等多くの品種のワインが存在します。
バーデン
ドイツ最南端のワイン産地であるバーデン。ドイツ国内では最も南北に長く広がるワイン産地です。バーデン北部と南部では気候帯や土壌が異なるため様々なタイプのワインが作られています。
主にシュペートブルグンダー等のブルグンダー種が多く栽培されています。
ナーエ
ラインヘッセンとモーゼルに囲まれているワイン産地です。同じ畑でも区画が変わると土壌も変わると言われているほど土壌の種類が多く、その種類はなんと180種類以上。多種多様なテロワールを持つ産地です。
リースリングやミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナー、ケルナーと多くの品種が栽培されています。
おすすめのドイツ白ワイン15選
一覧
ファルケンベルク マドンナ リープフラウミルヒ | ラングート ツェラー・シュバルツ・カッツ | カールジットマン ツェラー・シュバルツ・カッツ | トーマス・バルテン リースリング トロッケン | ドクター・ローゼン リースリング ドライ | ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル ファルツ ブラン・ド・ノワール ファインヘルプ | ミュラー・トゥルガウ トロッケン | フォン・ウィニング リースリング トロッケン Q.b.A. | フリードリッヒ・ベッカー シャルドネ | ゲオルグ ブロイヤー ソヴァージュ リースリング | ショーンレーバー ブリュームライン ラインガウ 甲州 | ピーロート ブルー カビネット ブルクライヤーシュロスカペレ | エゴン・ミュラー シャルツホーフ リースリング クーベーアー | ハイマースハイマー ゾンネンベルク ショイレーベ アイスヴァイン | アルツァイヤー カペレンベルグ トロッケンベーレンアウスレーゼ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
写真 | |||||||||||||||
本体価格 | 1,289 円 | 1,818 円 | 1,818 円 | 2,060 円 | 2,400 円 | 2,520 円 | 2,890 円 | 2,900 円 | 3,081 円 | 3,798 円 | 4,214 円 | 6,420 円 | 10,900 円 | 4,400 円 | 3,653 円 |
格付け | カビネット | クーベーアー (Q.b.A) | クーベーアー (Q.b.A) | クーベーアー (Q.b.A) | 独自格付け | クーベーアー (Q.b.A) | 不明 | クーベーアー (Q.b.A) | 不明 | 不明 | 不明 | カビネット | クーベーアー (Q.b.A) | アイスヴァイン | トロッケンベーレンアウスレーゼ |
品種 | リースリング/ミュラー・トゥルガウ/ジルヴァーナー | ミュラー・トゥルガウ/リースリング | ピノ・グリ/ケルナー/ショイレーベ | リースリング | リースリング | シュペートブルグンダー (ピノ・ノワール) | ミュラー・トゥルガウ | リースリング | シャルドネ | リースリング | 甲州 | ケルナー/ミュラー・トゥルガウ/ジルヴァーナー | リースリング | ジーガレーベ | ジーガレーベ |
アルコール度数 | 9.5% | 9.5% | 9.5% | 11.5% | 12% | 12.5% | 12% | 12.5% | 12.5% | 11.5% | 10% | 9% | 10.5% | 8.5% | 9.5% |
生産地 | ラインヘッセン | モーゼル | ラインヘッセン | モーゼル | モーゼル | プファルツ | バーデン | プファルツ | プファルツ | ラインガウ | ラインガウ | ナーエ | モーゼル | プファルツ | ラインヘッセン |
生産者 | ファルケンベルク | ラングート | カールジットマン | トーマス・バルテン | ドクター・ローゼン | ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル | リンクリン | ヴァイングート・フォン・ウィニング | フリードリッヒ・べッカー | ゲオルグ・ブロイヤー | ショーンレーバー・ブリュームライン | ピーロート | エゴン・ミュラー | ハインフリート・デスクハイマー | ハインフリート・デスクハイマー |
内容量 | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 750ml | 375ml | 375ml |
渋み | 1:弱い | 1:弱い | 1:弱い | 1:弱い | 1:弱い | 1:弱い | 1:弱い | 2:弱め | 2:弱め | 2:弱め | 1:弱い | 1:弱い | 2:弱め | 1:弱い | 1:弱い |
甘み | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 2:弱め | 2:弱め | 4:強め | 2:弱め | 3:普通 | 3:普通 | 2:弱め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 5:強い | 5:強い |
酸味 | 2:弱め | 2:弱め | 2:弱め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 2:弱め | 2:弱め | 4:強め | 2:弱め | 1:弱い |
果実味 | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 4:強め | 5:強い | 5:強い |
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ドイツを代表する白ワイン
「ファルケンベルク マドンナ リープフラウミルヒ」
ドイツの聖母教会が作り出すワインです。『マドンナ』とは聖母を意味しており、戦後失われたと考えられていた聖母像が発見された際に敬意を込めて付けられた名前です。新鮮な果物のアロマと軽やかな酸味、ほのかな甘みを感じることができる爽やかなワインです。ドイツを代表する白ワインです。
- 格付け: カビネット
- 品種: リースリング/ミュラー・トゥルガウ/ジルヴァーナー
- アルコール度数: 9.5%
- 生産地: ラインヘッセン
- 生産者: ファルケンベルク
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 4:強め
多くの料理と相性が良いワイン
「ラングート ツェラー・シュバルツ・カッツ」
ドイツのみならず、ヨーロッパ全体で見てもかなり大規模なワイナリーである『ラングート社』が手がけるお手頃価格のワインです。ピーチのようなアロマといきいきとした酸、ほのかな甘みが特徴的なワイン。料理にも合わせやすいため、毎日飲むテーブルワインにおすすめです。
- 格付け: クーベーアー (Q.b.A)
- 品種: ミュラー・トゥルガウ/リースリング
- アルコール度数: 9.5%
- 生産地: モーゼル
- 生産者: ラングート
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 4:強め
お手頃価格のアウスレーゼ
「カールジットマン ツェラー・シュバルツ・カッツ」
ラインヘッセンを代表するワイン産地である『オッペンハイム村』にて作られるワインです。ボトルに描かれた黒猫(ドイツ語でシュバルツ・カッツ)が印象的。果実味に富んだ味わいと白い花のニュアンスのアロマ、濃厚かつやや甘めの飲み口のワインです。アウスレーゼという分類の中ではかなりお手頃のワインです。
- 格付け: クーベーアー (Q.b.A)
- 品種: ピノ・グリ/ケルナー/ショイレーベ
- アルコール度数: 9.5%
- 生産地: ラインヘッセン
- 生産者: カールジットマン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 4:強め
ビオロジカルな自然派ワイン
「トーマス・バルテン リースリング トロッケン」
畑の管理から醸造にあたるまで極力自然のまま行うことをポリシーにワイン製造を営む『トーマス・バルテン』のワインです。澱と共に寝かせて酸味を抑える手法である『マロラクティック発酵』を採用しており、その熟成期間は通常の倍以上である4〜6週間。柔らかな酸味と熟成されたワインのアロマを感じることができる一品です。
- 格付け: クーベーアー (Q.b.A)
- 品種: リースリング
- アルコール度数: 11.5%
- 生産地: モーゼル
- 生産者: トーマス・バルテン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
ドイツの辛口リースリングの代表格
「ドクター・ローゼン リースリング ドライ」
ドイツでトップクラスの醸造所とも言われる『ドクター・ローゼン』ドイツの辛口白ワインを牽引する存在です。その味わいはレモングラスのようなアロマとミネラル感、なめらかな口あたりが特徴的。生牡蠣等のシーフードによく合うワインです。
- 格付け: 独自格付け
- 品種: リースリング
- アルコール度数: 12%
- 生産地: モーゼル
- 生産者: ドクター・ローゼン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
ピノ・ノワールで作る白ワイン
「ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル ファルツ ブラン・ド・ノワール ファインヘルプ」
1903年から続くドイツの協同組合が手がける白ワインです。使用している品種である『シュペートブルグンダー』はフランスのピノ・ノワールと同じ品種。黒ぶどう品種であるピノ・ノワールから作られる珍しい白ワインです。辛口の味わいの中にピノ特有のほのかな甘みを感じることができます。
- 格付け: クーベーアー (Q.b.A)
- 品種: シュペートブルグンダー (ピノ・ノワール)
- アルコール度数: 12.5%
- 生産地: プファルツ
- 生産者: ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
晴れた日に屋外で飲みたいワイン
「ミュラー・トゥルガウ トロッケン」
面積7haのぶどう畑でワイン作りを営む、家族経営のワイナリーである『リンクリン』が手がけるワインです。青リンゴや白い花、マスカットやライチのアロマが爽やかに絡み合う一品。晴れた日の屋外で飲むのにピッタリのワインです。
- 格付け: 不明
- 品種: ミュラー・トゥルガウ
- アルコール度数: 12%
- 生産地: バーデン
- 生産者: リンクリン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
アウトドアに最適なワイン
「フォン・ウィニング リースリング トロッケン Q.b.A.」
ドイツで注目を集める作り手である『ヴァイングート・フォン・ウィニング』が手がけるワインです。ほのかな炭酸と甘辛い味わい、ライチやパイナップル、グレープフルーツの爽やかなアロマが特徴的。アウトドアで飲むのに最適なワインです。
- 格付け: クーベーアー (Q.b.A)
- 品種: リースリング
- アルコール度数: 12.5%
- 生産地: プファルツ
- 生産者: ヴァイングート・フォン・ウィニング
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 3:普通
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
ドイツのハイレベルな辛口白ワイン
「フリードリッヒ・ベッカー シャルドネ」
ファルツ地方の中でもフランスのアルザス地方寄りの地域で作られるワインです。1973年頃、甘口の白ワインが主流だった時代から辛口の白ワインを製造し続けており、その味わいはエレガントでクリスピー。多くの料理に合わせやすい白ワインです。ドイツのハイレベルな辛口白ワインを楽しみたい方におすすめです。
- 格付け: 不明
- 品種: シャルドネ
- アルコール度数: 12.5%
- 生産地: プファルツ
- 生産者: フリードリッヒ・べッカー
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 3:普通
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
野生味を帯びた白ワイン
「ゲオルグ ブロイヤー ソヴァージュ リースリング」
ドイツワインの聖地とも言われるラインガウで作られる高級辛口ワインです。ワイン名にある『ソヴァージュ』とは、野生という意味。その名の通り野生味を帯びた荒々しい酸味とミネラル感が満載のワイン。キレのある辛口で、飲みごたえのある白ワインです。
- 格付け: 不明
- 品種: リースリング
- アルコール度数: 11.5%
- 生産地: ラインガウ
- 生産者: ゲオルグ・ブロイヤー
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
ドイツで作る日本の『甲州』
「ショーンレーバー ブリュームライン ラインガウ 甲州」
ラインガウの銘醸地ミッテルハイムにてワイン作りを営む『ショーンレーバー・ブリュームライン』家が日本の固有品種である甲州を使って作り上げたワインです。甲州特有のマイルドでミネラリーな味わいとキウイ、パパイヤのような爽やかなフルーティーさが特徴のワインです。
- 格付け: 不明
- 品種: 甲州
- アルコール度数: 10%
- 生産地: ラインガウ
- 生産者: ショーンレーバー・ブリュームライン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 4:強め
ドイツの老舗ワイナリーが作るワイン
「ピーロート ブルー カビネット ブルクライヤーシュロスカペレ」
1675年創業の老舗ワインブランドである『ピーロート』自社の畑で栽培、醸造、瓶詰めまでを一貫して行なっています。ブルーボトルでお馴染みの白ワインは、レモンやリンゴ、柑橘類の爽やかなアロマと梨のような甘みが混在する一品。魚介類、シーザーサラダによく合うワインです。
- 格付け: カビネット
- 品種: ケルナー/ミュラー・トゥルガウ/ジルヴァーナー
- アルコール度数: 9%
- 生産地: ナーエ
- 生産者: ピーロート
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 4:強め
ドイツ最高クラスの白ワイン
「エゴン・ミュラー シャルツホーフ リースリング クーベーアー」
ドイツワインの最高峰に君臨するワイナリーである『エゴン・ミュラー』が自社畑の最高級リースリングをブレンドして作られたワインです。その味わいは非常に完成度が高く、キレのある爽やかな酸味とミネラル感が特徴的。食事にもあわせやすいワインなので、大切な日の1本に最適です。
- 格付け: クーベーアー (Q.b.A)
- 品種: リースリング
- アルコール度数: 10.5%
- 生産地: モーゼル
- 生産者: エゴン・ミュラー
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
凍らせて糖度を上げたぶどうから作るワイン
「ハイマースハイマー ゾンネンベルク ショイレーベ アイスヴァイン」
自然の中で凍らせて糖度を上げて作るアイスヴァインと呼ばれる格付けのワインです。黄金色の色合いと蜂蜜のような甘さの中にアプリコット、白桃、メロン、マンゴーといったフルーティーなアロマを含むワイン。最高レベルの甘口ワインと言えるでしょう。
- 格付け: アイスヴァイン
- 品種: ジーガレーベ
- アルコール度数: 8.5%
- 生産地: プファルツ
- 生産者: ハインフリート・デスクハイマー
- 内容量: 375ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 5:強い
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 5:強い
甘露のような甘さの貴腐ワイン
「アルツァイヤー カペレンベルグ トロッケンベーレンアウスレーゼ」
ドイツ国内では最上位の格付けとされる『トロッケンベーレンアウスレーゼ(貴腐ワイン)』そのひとつがこちらのアルツァイヤー カペレンベルグです。黄金色に輝くボディ、蜂蜜のような極上の甘さ、心地よい酸とたっぷりの果実味。全てが最上級です。甘露とはこのことか、と思わせてくれるワインです。
- 格付け: トロッケンベーレンアウスレーゼ
- 品種: ジーガレーベ
- アルコール度数: 9.5%
- 生産地: ラインヘッセン
- 生産者: ハインフリート・デスクハイマー
- 内容量: 375ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 5:強い
- 酸味: 1:弱い
- 果実味: 5:強い
おわりに
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
ドイツワインは、産地ごとの特徴も様々で品種も多種多様。ワインの種類も多いので、どんなワインを選べば良いのか、、という方も多いと思います。
ですが、選ぶべきポイントを押さえておけば、絞り込みを行うことはできると思いますし、お好みのワインを見るけることも可能だと思います。
ぜひ、今回の記事を参考にして、お好みのドイツ産白ワインを見つけていただければ幸いです。
※ 価格は2022年6月時点のものとなりますのでご注意ください。