フランスワインの基礎|産地と特徴を地図でご紹介!
『フランスには、ワインの全てが詰まっている』
そう言っても過言ではないくらい、フランスには多くの種類のワインが存在しています。
2大産地であるボルドー・ブルゴーニュから生み出される最高級のワインから、シャンパーニュ地方のスパークリング、ラングドック・ルーション地方を代表とするうま安ワインまで、幅広いワインがラインナップされています。
今や世界各国でワインが作られていますが、フランスワインにはその全ての要素が詰まっていると言って良いでしょう。
その分、ワインの産地も多くそれぞれ特色が異なるので、全ての産地の特徴を押さえるのは大変ですよね。
そこでこの記事では、
- フランスワインの産地を知りたい
- 産地ごとの特徴を知りたい
- 産地ごとのおすすめワインを知りたい
という方に向けて、フランスワインの産地とその特徴を地図付きでご紹介します。
フランスワイン産地の全体地図
フランスは国土全体がぶどう栽培に適した気候となっており、各地でワインが製造されていますが、その中でも主要産地と呼ばれるのが8つ存在します。では、それぞれの産地の地図と特徴を見ていきましょう。
ボルドー地方
フランスを代表する産地の一つであるボルドー地方。南西部に位置し、温暖な海洋性気候で豊かな土壌を持っており、4世紀ごろからワインの名醸地として栄えています。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローといった品種をアッサンブラージュ(ブレンド)した赤ワインが主流で、複雑味を帯びたアロマと重厚感のある味わいが特徴です。ワイン好きなら誰もが憧れる5大シャトーをはじめ、高級ワインが数多く作られています。
ボルドー地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
人気漫画『神の雫』から大ヒット!
「シャトー・モンペラ ルージュ」
ハイコスパ・ボルドーの代名詞とも言えるワインです。人気漫画『神の雫』で格付けシャトーのワインよりも美味しいと紹介されて一躍大ヒットした一本。最初に本格的に飲んだワインはモンペラ!という人も多いと思います。完熟した黒系果実のアロマと味わいが特徴のワインで、肉料理によく合います。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: メルロー 80%/カベルネ・フラン 15%/カベルネ・ソーヴィニヨン 5%
- 度数: 13.5%
- 生産地: ボルドー地方
- 生産者: シャトー・モン・ペラ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 4:強め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 2:弱め
ボルドー格付け3級シャトーのファースト
「シャトー・カロン・セギュール」
フランスボルドー地方の格付け3級に位置するシャトー『カロン・セギュール』のファーストワインです。ハートをモチーフにしたラベルデザインが有名で、バレンタインの贈り物として活躍するワインです。深いワインレッドの色合い、複数の要素が絡み合う複雑なアロマ、凝縮感のある味わい。どれを取っても一級品。ワイン界全体で見ても最高クラスのワインと言って良いでしょう。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: カベルネ・ソーヴィニヨン 76%/メルロー 13%/カベルネ・フラン 9%/プティ・ヴェルド 2%
- 度数: 13.0%
- 生産地: ボルドー地方 サン・テステフ
- 生産者: シャトー・カロン・セギュール
- 内容量: 750ml
- 渋み: 4:強め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 2:弱め
『赤ワインの女王』と呼ぶにふさわしい一品
「シャトー・マルゴー」
フランスボルドーのマルゴーに構える『シャトー・マルゴー』ワインの女王とも呼ばれるこのワインは、カシスやベルベットのような果実味とハーブ・バラの花を思わせる高貴なアロマが特徴的。驚くほどエレガントで多層的な味わいで、まさに『女王』の名にふさわしいワインです。※ 価格と品種割合はヴィンテージによって異なるので注意が必要です。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: カベルネ・ソーヴィニヨン 75%/メルロー 20%/プティ・ヴェルド 3%/カベルネ・フラン 2%
- 度数: 13.0%
- 生産地: ボルドー地方 マルゴー
- 生産者: シャトー・マルゴー
- 内容量: 750ml
- 渋み: 4:強め
- 甘み: 3:普通
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 3:普通
ブルゴーニュ地方
フランスの2大産地の一つブルゴーニュ地方。フランス東部に位置し、西のボルドーに対して東のブルゴーニュという世界中を魅了する産地のひとつです。
ブルゴーニュ最大の特徴は、畑や作り手によってその個性が異なる点。同じ産地であっても畑や作り手が異なるだけで、味わいが異なってきます。ピノ・ノワール単一品種の赤ワインが多く、甘酸っぱいいちごのような香りとライトで高貴な味わいを楽しむことができます。
ブルゴーニュのテロワールを反映したワイン
「ルイ・ジャド ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」
ブルゴーニュの地に1859年創立した歴史あるぶどう栽培家である『ルイ・ジャド』社の赤ワインです。深みのあるリッチな味わいと芳醇なアロマは、まさにブルゴーニュのテロワールを反映した高貴な一品です。ローストチキンやマグロ、豚肉とよく合うので、日本の食卓にも並べやすいワインです。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: ピノ・ノワール 100%
- 度数: 13.0%
- 生産地: ブルゴーニュ地方
- 生産者: ルイ・ジャド
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
日本人がブルゴーニュの地で作るワイン
「ルー・デュモン ブルゴーニュ・ルージュ」
日本では超が付くほど有名な作り手である『仲田晃司氏』が立ち上げたブランド『ルー・デュモン』のエントリーワインです。ワインに必要な要素は『天・地・人』であるというポリシーのもと、ラベルにもその文字が刻まれています。このブルゴーニュ・ルージュは風味、酸味、渋味のバランスがよく飲みやすいワイン。ワインを嗜みはじめた方が本格的に飲むピノ・ノワールとしておすすめです。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: ピノ・ノワール 100%
- 度数: 13.0%
- 生産地: ブルゴーニュ地方
- 生産者: ルー・デュモン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
販売後即完売の超人気ワイン
「ドメーヌ・フーリエ ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ」
『王者のワイン』とも評されるジュブレ・シャンベルタン地方の最高級ワイン。毎年、日本国内で入荷すると即完売してしまいなかなか手に入らないことで有名なワインです。その味わいは、グラスに注いだ瞬間から感じられる芳醇なバラの香りのようなアロマと魅惑的な果実味が特徴のワイン。ブルゴーニュ地方の最高クラスのワインと言って間違いないでしょう。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: ピノ・ノワール 100%
- 度数: 13.0%
- 生産地: ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン
- 生産者: ドメーヌ・フーリエ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 3:普通
- 甘み: 3:普通
- 酸味: 3:普通
- 果実味: 4:強め
ローヌ地方
ボルドー、ブルゴーニュに続くフランス3番目の産地であるローヌ地方。大きく北部と南部にエリアが分かれており、北部エリアは渓谷が多く収穫量が少ないため希少価値が上がりやすい点が特徴。南部は比較的リーズナブルで親しみやすいワインが多いです。
主に、シラー、グルナッシュ品種のワインが多く、Eギガル、シャトー・ド・サンコムといった世界的にも有名なワイナリーが数多く存在しています。
ローヌ地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
ローヌの名門が生み出すワイン
「ポール・ジャブレ・エネ エルミタージュ ラ・プティット シャペル ルージュ」
200年前からの伝統を引き継ぎワイン作りに営むローヌの名門『ポール・ジャブレ・エネ』が手がける赤ワインです。樹齢40〜60年の古木から収穫されたシラーを使って作られるワインは、黒系果実の芳醇な香りとシナモンやグローブといったスパイシーな香りが複雑に絡み合う一品。しっかりとしたタンニンの余韻も長く、高級感を味わえるワインです。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: シラー 100%
- 度数: 14.0%
- 生産地: ローヌ地方
- 生産者: ポール・ジャブレ・エネ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 4:強め
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
500年の歴史を持つワイナリーの赤
「シャトー・ド・サン・コム コート・デュ・ローヌ」
ローヌ地方の有名なワイン産地である『ジゴンタス』の天才と呼ばれるシャトー・ド・サン・コムが手がける赤ワインです。この地方でよく栽培されているシラー種を100%使って作られたワインは、スパイシーなアロマとしっかりとしたの見応えが特徴的。コストパフォーマンスが良いので、ワイン初心者の方がローヌ地方のワインを楽しみたい場合におすすめです。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: シラー 100%
- 度数: 14.0%
- 生産地: ローヌ地方
- 生産者: シャトー・ド・サン・コム
- 内容量: 750ml
- 渋み: 4:強め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 2:弱め
- 果実味: 2:弱め
ロワール地方
フランス北西部に位置するロワール地方。比較的冷涼な地域の為、酸味・果実味が引き締まったワインが多い点が特徴です。また、比較的栽培面積が小さいエリアの為、生産量は少ないものの、希少性の高いハイクオリティなワインが存在しています。
主に白ワイン用品種であるシュナン・ブラン、ミュスカデが多く栽培されており、生産量は全体の50%以上を白ワインが占めている産地です。
ロワール地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
ソーヴィニヨン・ブランの魔術師が作るワイン
「パスカル・ジョリヴェ サンセール」
白ワインの名産地であるロワール地方を代表する造り手『パスカル・ジョリヴェ』ソーヴィニヨン・ブランの魔術師とも呼ばれています。生み出されるワインは、ソーヴィニヨン・ブラン特有の酸味とテロワールを反映したミネラル感、果実味が特徴的。全体を通して上品な味わいに仕上がっている白ワインです。
- 種類: 白ワイン
- 品種: ソーヴィニヨン・ブラン 100%
- 度数: 12.5%
- 生産地: ロワール地方
- 生産者: パスカル・ジョリヴェ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
ビオディナミの伝道師が作るワイン
「サヴニエール レ ヴュー クロ ニコラ ジョリー」
オーガニック栽培の一種であるビオディナミの伝道師とも言われる『ニコラ・ジョリー』氏が手がける白ワインです。今や所有する全ての畑でビオディナミを導入しています。その味わいは、エレガントでいきいきとした酸味とアーモンドやナッツを感じるアロマ、フレッシュフルーツの味わいが特徴的。すっきりとした飲みやすいワインです。
- 種類: 白ワイン
- 品種: シュナン・ブラン 100%
- 度数: 15.0%
- 生産地: ロワール地方
- 生産者: ニコラ・ジョリー
- 内容量: 750ml
- 渋み: 3:普通
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 3:普通
アルザス地方
ドイツとの国境近くに位置するアルザス地方。文化交流も盛んな為、ワインの味わいや品種、ボトルのデザインに至るまでドイツのワインと類似しています。
年間の平均気温が低く、白ワイン用のぶどう品種であるリースリングやゲヴュルツトラミネールが多く栽培されています。甘口の白ワインが多いドイツに対し、アルザス地方は辛口の白ワインが多い点も特徴です。
アルザス地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
引き締まった味わいの白ワイン
「アルザス リースリング キュヴェ レゼルヴ」
ドイツの国境に程近く気温が低いアルザス地方を代表する白ワインです。ドライな口当たりで、いきいきとしたシャープな酸味が特徴的なワイン。とても味が引き締まった味わいです。すっきりとした味わいのため、多くの料理に合わせて楽しむことができるワインです。
- 種類: 白ワイン
- 品種: リースリング 100%
- 度数: 12.5%
- 生産地: アルザス地方
- 生産者: テュルクハイム葡萄栽培者組合
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
長期熟成して出荷する方針のワイン
「シャトー・ドルシュヴィール リースリング グラン・クリュ フィンズベルグ」
アルザス地方で11世紀以前から続くシャトーである『シャトー・ドルシュヴィール』の手がける白ワインです。このシャトーでは、ワインをカーヴにて一定期間熟成させてから出荷する方針をとっており、バックヴィンテージのワインが多い点が特徴。リースリングらしいすっきりとした味わいと古酒ならではの深い味わいを楽しむことができるワインです。
- 種類: 白ワイン
- 品種: リースリング 100%
- 度数: 12.0%
- 生産地: アルザス地方
- 生産者: シャトー・ドルシュヴィール
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 5:強い
- 果実味: 3:普通
シャンパーニュ地方
フランス北部に位置するスパークリング地方。世界最大のスパークリングワイン産地です。最高品質のスパークリングが多く生産されています。
『スパークリング=シャンパン』という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実はシャンパンとは、シャンパーニュ地方で決められた手順従って作られたスパークリングワインのみが名乗ることができます。
シャンパーニュ地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
農薬を使用しない自然派シャンパーニュ
「ドラピエ ブリュット・ナチュール」
シャンパーニュ地方南端のウフヴィルにて醸造所を構えるドラピエ。1989年から一切農薬を使わない有機栽培にてぶどうを栽培しています。そんな環境にて作られるシャンパーニュは、柑橘類や赤系果実、洋梨のアロマが特徴的。ほのかに感じるスパイシーさも混じり、すっきりとした飲みやすいワインに仕上がっています。
- 種類: スパークリングワイン
- 品種: ピノ・ノワール 100%
- 度数: 12.0%
- 生産地: シャンパーニュ地方
- 生産者: ドラピエ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
モエ・エ・シャンドンの代表的な存在
「モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル」
1743年創立の歴史あるシャンパン・メゾンのシンボル的な存在である『アンペリアル』最高レベルのメゾンにて作られるこのシャンパンは、青りんごや洋梨のフルーティな味わいと白い花のようなニュアンスを持ったアロマが特徴的。食前酒からデザートまで、幅広く活躍してくれるワインです。
- 種類: スパークリングワイン
- 品種: ピノ・ノワール 40%/シャルドネ 30%/ムニエ 30%
- 度数: 12.0%
- 生産地: シャンパーニュ地方
- 生産者: モエ・エ・シャンドン
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
プロバンス地方
フランス南部に位置するプロバンス地方。フランスのみならずヨーロッパでも主要な観光地です。地中海性の温暖な気候で作られるワインは、魚介類によく合う辛口の味わいです。
また、観光客に好まれる鮮やかなロゼワインが多いのも特徴。生産量の約90%がロゼワインを占めており、世界でも有数のロゼワイン産地としても有名です。
プロバンス地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
ハリウッド女優プロデュースのロゼ
「インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ロゼ」
有名なハリウッド女優であり映画プロデューサーでもある『サラ・ジェシカ・パーカー』氏が、有名ワインメーカー『インヴィーヴォ』とタッグを組んで企画されたワインです。ふわりと香るバラのアロマにイチゴやラズベリーといった赤系果実の味わいが加わり、チャーミングな仕上がりになったワインです。幅広い料理に合わせることができます。
- 種類: ロゼワイン
- 品種: グルナッシュ 47.5%/サンソー 47.5%/シラー 5%
- 度数: 12.5%
- 生産地: プロバンス地方
- 生産者: インヴィーヴォ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
華やかなパーティーにぴったりのロゼ
「シャトー ミラヴァル コート ド プロヴァンス ロゼ」
世界的大スターであるブラッド・ピット氏とアンジェリーナ・ジョリー氏が手掛けるロゼワインです。爽やかな柑橘系の味わいとバラの香りが特徴的。パーティーやちょっとした集まりの場に一本あると場が華やぐでしょう。フランス料理はもちろん、日本料理にもよく合うワインで、幅広い料理に合わせることが可能です。
- 種類: ロゼワイン
- 品種: サンソー/グルナッシュ/シラー/ロール
- 度数: 13.0%
- 生産地: プロバンス地方
- 生産者: シャトー・ミラヴァル
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
ラングドック・ルーション地方
フランス南部、プロバンス地方のすぐ隣に位置するラングドック・ルーション地方。プロバンス地方同様、地中海性の温暖な気候で、数多くのぶどう品種が栽培されており、ワインの種類も様々です。
この地方のワインは比較的お値打ちでコストパフォーマンスが良い点が特徴。カジュアルに楽しむことができる価格帯の為、テーブルワインに最適なワインが多いです。
ラングドック・ルーション地方の代表的なワインを以下にて紹介します。購入時の参考にしてください。
南フランスの太陽をたっぷり浴びたワイン
「ラ・パッション グルナッシュ」
フランスワインで安くて美味しいワインと言えば、ラングドック・ルーションと言われるほど、コスパの良いワインが多い地域で作られる赤ワインで、その中でもこのラ・パッション・グルナッシュはダントツの知名度を誇るワインです。南フランスの太陽をたっぷりと浴びたぶどうから作られるワインは、完熟した黒系果実の果実味としっかりとしたタンニンが特徴的な一品。とても飲みごたえのあるワインです。
- 種類: 赤ワイン
- 品種: グルナッシュ 100%
- 度数: 15.0%
- 生産地: ラングドック・ルーション地方
- 生産者: トータベロワーズ共同組合
- 内容量: 750ml
- 渋み: 2:弱め
- 甘み: 4:強め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
フレッシュな果実味と樽の熟成香がマッチ
「フォンカリュ ペイ ドック シャルドネ キュヴェ ド ブリュ」
安くて高品質なワインが多い、ラングドック・ルーション地方の代表的な白ワインです。力強い果実味と熟成によって生まれた樽香のハーモニーが特徴的なワイン。程よい酸味も備えており、後味も長く続きます。価格もお手頃で、非常にコストパフォーマンスの良い白ワインです。
- 種類: 白ワイン
- 品種: シャルドネ 100%
- 度数: 13.5%
- 生産地: ラングドック・ルーション地方
- 生産者: レ・ヴィニョーブル・フォンカリュ
- 内容量: 750ml
- 渋み: 1:弱い
- 甘み: 2:弱め
- 酸味: 4:強め
- 果実味: 4:強め
おわりに
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
フランスでは多くの産地で多種多様なワインが製造されているため、それぞれの特徴をつかむのは大変だと思います。
でも、地図と照らし合わせながら、それぞれ見ていくと、ある程度特徴を理解することはできると思いますし、そんな中からお好みのワインを見るけることも可能だと思います。
ぜひ、今回の記事を参考にして、お好みのフランスワインを見つけていただければ幸いです。
※ 価格は2022年7月時点のものとなりますのでご注意ください。